2020-06-01 第201回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号
また、フィリピンとインドネシアは共に中進国入りを目前に控える状況となっており、いずれ中進国入りすれば、新規の借款に当たってSTEP条件の適用ができなくなります。両国の経済発展については、支援を継続してきた我が国としても祝福するべきでありますが、両国に対する我が国のODAにとって、中進国入りは大きな転換点になると言えます。
また、フィリピンとインドネシアは共に中進国入りを目前に控える状況となっており、いずれ中進国入りすれば、新規の借款に当たってSTEP条件の適用ができなくなります。両国の経済発展については、支援を継続してきた我が国としても祝福するべきでありますが、両国に対する我が国のODAにとって、中進国入りは大きな転換点になると言えます。
ラージャパクサ政権は、二〇一六年までに一人当たりGDPを四千ドルに引き上げて中進国入りし、ワンダー・オブ・アジアとなることを目標としています。現在、投資はインフラ関連、ホテル建設などが中心で製造業分野では僅かですが、潜在的市場となり得る諸国を周辺に持つことから生産拠点としての魅力は備えており、政府の取り組み方次第で外国企業の進出が活発化すると期待できます。
トルコは、一人当たりGNIが比較的高い水準にあり、二〇〇六年には中進国入りしたことから、一般無償資金協力は行わず、円借款の対象分野も環境、防災等に限定されるなど発展段階を踏まえた対応が図られています。
それから、トルコはこれはもう中進国入りをしていくという意味で、ある意味で卒業国になっていくということで、国としての相当な援助の体験、経験、ノウハウを持ったというそういうふうな国々に対する対応と、先ほど大塚理事の方から報告があったアフリカというまだ対象国の政府自身がどういうふうな国の形をつくっていくのか、最も効果的なODAを何をもらえばいいのかということについての考え方がまだ完全にでき上がっていない、